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資産保全と保険の考え方



お客様の中に何でも保険でリスクをカバーしたい。何かあれば何でも保険で対応したいという考え方の方が時々いらっしゃいます。リスクに対する対応というのは、場合によっては、自ら保有して対処した方が(自分でリスクを抱えておく)合理的というケースもあります。


例えば、小銭入れが盗まれたり壊れたりすることを心配して、保険に掛けたい人がいるとしましょう。この行動は合理的と言えるでしょうか?


おそらく多くの小銭入れは1,000円未満の金額で、常に身につけているものなので、余りなくすことは無いですし、万が一盗まれたとしても大損失とはなりません。その意味で、事故の損害額は低い上に頻度も多くないです。つまり保険として考える必要はありませんよね。


逆に地震による損害はどうでしょうか?一旦起きれば大変大きな損害を広範囲に起こす可能性があります。日本の場合は、確率は世界的にみれば高いですよね。


一定確率で起き、損害も大きいともなれば、広くお金を集めて万が一の為に皆で助け合う補償の必要性が出て来ます。


地震保険の場合には、損害も広範囲に多額になる可能性が高いので、保険支払いの原資に国もバックアップして資金を拠出しています。この場合、保険でリスクをカバーする事は、有益で合理的と考えられますね。


自動車事故のリスクや労働災害のリスクは、地震による損害に比較して、頻度は高く様々な場所で発生しています。


相対的に金額も小さいので万が一に備える保険としては、かなり一般的に広く普及していますね。


しかし、労働災害リスクも業種や職種別に細かく見て行けば、保険としてリスクヘッジしておくことが望ましいのか、自社(自分)でそのリスクを保有しておくのか見方は変わってきます。


同様に、火災保険についても、一般的に普及しておりますが、地域の特性(地形や気候や安全性等)を加味した時に、リスク種類の内容によっては部分的に自家保有(現金で備える)しておくことで対処するという考え方も出てきます。


リスクマップを頭に描きやすくするために、縦軸に損害の大小、横軸に損害の頻度の大小を思い描いて頂くと、様々なあなたの会社のあるいは自分自身のリスクマップ図が思い描けると思います。


保険の掛け方等の質問がございましたら、グッドリンクまでお問合せ下さい。



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