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熱中症対策と保険

  • 執筆者の写真: グッドリンク
    グッドリンク
  • 7月17日
  • 読了時間: 2分

更新日:9月2日

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 今年の夏は、非常に熱いですね。近年は建設業界で熱中症に倒れる方も多く、私どもも事故として受け付けることが、ちらほらとある今日この頃です。

 ところで、安全衛生規則の改正で、熱中症対策で企業に義務が加わったことはご存じでしょうか?

・気候変動の影響により、猛暑日が増加傾向にあり労働災害としての熱中症が深刻化

・特に建設業、運送業、屋外作業、工場などで被害が多発している傾向あり

・2024年4月1日施行の労働安全衛生規則改正により、熱中症予防措置が義務化・明確化

 れています。企業が具体的に取る対策としてはどんな事が考えられるのでしょうか?


①   暑さ指数の測定と掲示

  暑さ指数計の導入と計測値に基づいた作業中断や計測の指示

②   休憩・水分補給の確保

作業場近くに冷水・経口補水液の配置や、定期的な休憩時間の設定

③   作業環境の改善

遮断ネット・冷風機・ミストファンの活用や空調の設置改善

④   健康状態の確認と管理

作業前の体調確認・高温作業従事者に対する特別健康診断

⑤   教育と啓発活動

熱中症の兆候、初期対応、応急処置の教育やポスターハンドブック配布による啓発

対策を怠った場合、労働基準監督署からの是正指導・勧告の対象となります。また、災 害発生時には、労災認定・企業責任追及に繋がって行く可能性があります。

 

 熱中症は、任意の事故でなく、管理不足による責任発生の時代へ義務が伴うものに変わってきています。法改正により、企業は、「測定・予防・教育・管理」のPDCAを回す熱中症対策が求められています。


 民間の保険としては、熱中症が労災に含まれてくるようになったことで、「業務による症状を保障する」特約や傷害保険の分野にこの内容を自動付帯するような保険があります。皆さまの会社でもこの労災の上乗せ保障を付保・検討されているようであれば、補償内容の方を確認してみて下さい。けがの保険に関わることで、ご質問がございましたら、グッドリンクまでお問合せ下さい。


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