既にガン保険の手当てをされている方も多くいらっしゃると思いますが、
最近のガン治療の傾向と保険商品との対応関係について、
はまとめてみたいと思います。
まず、通常の公的医療の健康保険でカバーされず、
自己負担が高額となるケースが多い治療法がありますよね。
ご存じの方もいると思いますが、高い効果が期待できる
可能性がある先進医療(放射線の粒子線治療等)や免疫療法等の
自由診療がそれらにあたります。
前立腺がんの粒子線治療はこの4月に公的医療の対象に
加えられましたが、このようなケースにも治療実費型の補償は役に立ちますね。
また、厚生労働省の平成26年患者調査によれば、
がん治療では入院治療が減少し通院治療が増えている
調査結果となっています。
治療期間については、逆に2年以上が6割以上となっており、
長期化し、病と戦いながら通院治療と共に生きるという傾向が
高くなってきております。
こういった傾向を考えますとガン保険についても、
ガンと診断されたら受け取れる一時金以外に、入院保険金よりも
通院給付をしっかりと受け取れるものやがん治療給付金を定期的
に受け取れるものを考慮に入れておかれた方が役に立つケースが
多いと考えられます。
(ex.抗がん剤を活用した化学療法の場合には、定期的に通い
毎月数万円を支払いながら1年2年と治療を継続して行く方式になります)
また、一度に数百万円の出費を要する先進医療のような
高額治療費に対応する為、割安な特約保険料で2000万円程度の
費用補償を付保できます。
この先進医療特約を付保しておくのが、がん治療のリスク対策に役立ちます。
このように、治療方法の変遷にともない対応する特約のバランスを
見ておき、保険の見直しを考えておかれる必要があるでしょう。