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行動経済学と保険のこと



あなたはプロスペクト理論というものを聞いたことがあるでしょうか?人はリスクのもとで意思決定する場合、確実なものとわずかに不確実なものでは確実な方を好みます。(確実性効果)また同じリスクであっても、利得局面では、リスクを回避し、損失局面ではリスクを好みます。(損失回避) 


また現在バイアスという遠い将来のことであれば、忍耐強い選択ができるが、直近のことになるとせっかちになり、低い利得であっても今手にすることを選んだりします。


例えば、年金保険について他の株式投資や不動産投資に比べれば利回りという意味では低いものと一般的に考えられるかもしれません。ところが、多くの人は強い意志を持って、例えば「収入の10%を確実に積立てましょう」と言ってもできないことが多いのです。


行動経済学の考え方を参考にするならば、強制的にもしくは自動的に自分の収入から一部が差し引かれ、積み立てられていく契約をすれば20年、30年と続けることで非常に大きな額になって行きます。


よく言われる投資の複利効果も同じです。毎年3%や4%で運用されていても、その利回りが30年続くと非常に大きな額になります。


また、「現在バイアス」というものもありますね。「今100万円を受け取るのと、3年後に103万円を受け取るのとではどちらを選ぶか?」と問うと、多くの場合「今の100万円」を選ぶようです。


複利(金利)で考えると年利回りが約1%になりますので、現在の預金の金利情勢を考えれば、はるかに上回っています。しかし、一般には長期的な利益より目先の短期的利益を優先してしまう傾向が有るのです。


損害について考えますと、台風や豪雨で大災害の発生が予想される場合、避難指示がだされますよね。実際には避難行動を取る人の比率が非常に少ない現実があり、上の「現在バイアス」から先延ばししてしまう人がいます。


この類いの人にはどの段階になったら非難するかコミットして貰うことが重要なようです。また、「非難するコスト」が高いと考え動かない人も多くいるなら、食べ物など避難所暮らしに不便はないことを伝えておく必要があります。


保険も色々な場面で関係してきます。コミットする為に、積立ての保険等の相談もございましたら、是非グッドリンクまでお問合せ下さい。

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