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意外に多い電気火災



あなたは、工場や作業所における火災では、電気機器に起因する火災(電気火災)が最も多いということはご存じでしょうか?


私自身も、会社でノートパソコンの電源をプラグに差し込む時に小さな火花が散り、ドキッとしたことがあります。東京消防庁の2022年のデータでは、東京管内で発生した火災原因のうち、約35%が電気火災となっています。

今回は、この電気火災に焦点をあてて、原因と対策をまとめてみました。


接続部分の緩みによる過熱からの出火

プラグやコンセントの接続部がきちんと差し込まれていなかったり、電気機器の接続端子に緩みや錆があった場合などには、電気の流れに負担がかかり出火の原因となることがあります。

1)接続部に変形が無いか?しっかりと差し込まれているか定期確認

2)差し込みが緩いコンセントやテーブルタップが無いか確認

3)コードの上にオフィス家具や機械装置等を置かない

4)沢山の電気を使用するたこ足配線を行わない

5)コードを折り曲げた状態や束ねた状態で使用しない

等の確認が必要ですね。


また、トラッキング現象といってコンセントに挿したまま、プラグに溜まった埃が湿気を帯びることで電気が流れ一部が炭化、放置して出火する事があります。

差込プラグのほこりを掃除し、使用しないときは元のコンセントから差込プラグ自体を抜いておくといった配慮も必要です。


漏電についても考えておく必要があります。ケーブル内を流れる電気が絶縁部分の劣化などで漏れてしまう現象のことです。漏電火災は、漏電電流が流れた部分やその周囲の可燃物に炭化が発生し、蓄熱して発生することで起こります。


例えば、雨漏りや結露などにより機器に水分が付着し、周辺に漏電の置きやすい環境を作ってしまうケースがあります。電気機器の故障や劣化によっても過電流等で同様のことが起こりえます。


この漏電火災についても、電気機器のアース線の設置や、電気コードの定期的な点検・清掃により防ぐことが可能です。作業所や現場や事務所に漏電リスクの高い設備や環境が無いか確認しておくことをお勧めします。


グッドリンクも各社火災保険の取扱いがありますので、各種お見直し等ご関心のある方は、是非お問合せ下さい。

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